「不定期で書。」 このコーナーは、書道毛筆10段の南波志帆が気の向くままに漢字一文字で気持ちを表すコーナーです。

「届」 (2011.6.15)

届

本日6月15日、「こどなの階段」リリースとなります!この曲が出来るきっかけとなったのは、Base Ball Bearさんとサカナクションさんが出演しているイベントを観に行きライブ終演後に楽屋で山口さんにご挨拶している時に、小出さんが話しかけて下さって、三人でお話しをしてるうちに小出さんが「山口君と共作がしたい」と言って下さったのが、わたし16歳の11月。なにかが始まる予感がして、わくわくしながら足早に帰り道を歩いたのを覚えています。その時のお話しが実現したのだと思うと、感慨深くてグッときてしまいました。作詞をして下さったBase Ball Bearの小出祐介さん、作曲をして下さったサカナクション山口一郎さん、編曲もして下さった14歳の時からお世話になっているプロデューサーの矢野博康さん、リリースに向けて動いて下さったスタッフのみなさん、だれが欠けても今回の作品は出来なかったと思います。本当にありがとうございます。心から、感謝します。みんなの力をひとつにして、作り上げた自信作。たくさんの人の元に、こどなの階段が届きますように。きっと届くと信じています。南波志帆、18歳。いよいよ私もこどなの仲間入りです。

「昇」 (2011.6.8)

昇

人生の階段を昇る時、生まれる2つの感情。どこまで続くか分からない、先が見えない不安とまだ見えない未来を見てみたいという期待。どちらもあるけど、私の場合は好奇心が強いので、不安よりも、自分の知らない世界を見てみたいというわくわくとした気持ちの方が大きいです。人生の階段を夢中で駆け上がっているので、たまに階段を昇っている感覚が薄れてしまうけれど、ふと立ち止まり振り返った時に、結構階段を昇ってきたということに、気がつきます。せわしなく過ぎてゆく日々の中で、一歩一歩こどなの階段を昇り、いつの間にか大人になってゆく。誰もが昇るこの階段を、私も確実に昇っています。もうすぐ18歳。私の等身大の気持ちが詰まった、こどなの階段。まもなく発売です。

「道」 (2011.6.1)

道

初めてのワンマンライブをした日。ステージの上に立ち、スポットライトを浴びた瞬間、「私の生きていく道はここなんだ」と、改めて実感しました。自分の進むべき道はどこなのか?自分が本当になりたいものは何なのか?分からなくなり悩んだ時期もありましたが、あのライブの日の、たくさんのお客さんの笑顔が、愛にあふれていて、あたたかくて、自分の選んだ道は正しかったと思わせてくれました。これからも大好きな音楽の道を進んでいきたい。十年後も二十年後も、ずっとずっと、あの笑顔に出会うために歌い続けていたい。どこまでも果てしなく続いてゆくこの道を、一歩一歩踏みしめながら、大切に歩んでいきます。まだ見ぬ、未来に向かって。