「不定期で書。」 このコーナーは、書道毛筆10段の南波志帆が気の向くままに漢字一文字で気持ちを表すコーナーです。

「私」 (2011.7.20)

私

早く大人になりたいと思う自分。まだ子供でいたいと思う自分。将来に対する期待と不安。私の中で芽生えつつある、揺れ動く気持ち。水色ジェネレーションは、そんな私の気持ちを感じてもらえる作品です。今までの私。今の私。これからの私。私の全てが詰まっています。10年先も20年先もいつまでも聴きつづけてもらいたいひとりでも多くの方のこころに響きますように。

「オーロラに隠れて」『幻』 (2011.7.19)

「オーロラに隠れて」『幻』

幻想的な冬のきらめき。冬だからこそ感じることのできる温かさ。そして、映画のワンシーンのような胸がきゅんとする情景。聴く人をみなファンタジックな世界に誘うような不思議な魅力があります。この曲の主人公は私が理想とする女の子でもあり、もしかしたら、自分と同じように恋に恋している、憧れの女性になりたいと思っている女の子なのかもしれない。いろいろな解釈が出来ます。もし私が男の子だったら、きっとこういう女の子にときめく。だから、私にとって永遠に憧れの女の子なのかもしれません。

「2センチのテレビ塔」『包』 (2011.7.18)

「2センチのテレビ塔」『包』

相手のすべてを受け止め、包み込む。絶対的な愛。今の私ではまだ分からない世界観。だから、ぐんと大人びた気持ちで歌いました。いつか私もこの曲の世界観が分かるような素敵な大人になりたいです。

「あいのことかも」『深』 (2011.7.17)

「あいのことかも」『深』

今、自分のまわりにいて、支えてくれている人たちのことを考えると、突然涙が出そうになる。自分が大きな愛や優しさに包まれていることを改めて実感し、しあわせな気持ちになるのと同時に胸がきゅんと痛くなります。こんな時に自然と溢れてくる涙が私にとってのあいのことなのかな。言葉にできない感情も涙がかわりに表してくれる。そう考えると、涙にもいろんな形があって、それぞれに感情を持っているのかもしれない。

「ふたりのけんか」『相』 (2011.7.16)

「ふたりのけんか」『相』

相手のことを心から考えるからこそ、出てくる言葉。発言することで、相手を傷つけることになるかもしれないし、自分も傷つくかもしれない。だからその行為を避けることもできるけど、相手との距離は縮まらない。発言すると、どうしてあんなことを言ってしまったのだろう?どうして素直になれなかったのだろう?自分の中で後悔の気持ちがぐるぐると大きくなる。かけがえのない人との付き合いほど、難しい。きびしさの中に隠れている優しさに気づける人に、私はなりたい。

「もんだいとこたえ」『解』 (2011.7.15)

「もんだいとこたえ」『解』

私は問題があるとすぐに答えを知りたくなる。できるだけ、答えまで近道できないかなということばかり考えていました。でも大事なのは、答えを導くための計算式や、そこに行き着くまでの道のりなのだとこの曲に教えられた気がします。答えだけがゴールじゃない。回答不可能といわれたフェルマーの定理だって導き出せたのだから、どんなに難しい問題でももっとよく向き合ってみよう。それがきっと自分の成長に繋がるはずだから。

「まちかどハルジオン」『想』 (2011.7.14)

「まちかどハルジオン」『想』

花言葉は、追想の愛。過去を思い出し、偲ぶこと。失恋して、でも前を向こうと努力していて、そんな気持ちがポップなメロディと重なって、軽やかな雰囲気にさせてくれる。ハッピーな思い出も大切だけど、辛い思い出とか悲しい思い出も人間にとっては大切なのかもしれない。好きなひとを想う気持ち、誰かを想う気持ちを大切にしたいです。

「みっつの涙」『涙』 (2011.7.13)

「みっつの涙」『涙』

私が泣く時は、大体くやし泣きが多いです。気持ちの奥から溢れてくる熱いしょっぱい涙を流すたび、強くなれる気がする。泣くことによって、成長できたり、自分の中にあるメラメラとした気持ちに気づけたり、前を向くことができるので、くやし涙は素敵な涙です。かなし涙やくやし涙があるからこそ、その先に待つうれしいことやしあわせなことが、うれし涙に変わってゆくのだと思います。そう考えると、全く別のもののようなみっつの涙も、実は密に繋がっていて、仲良しなのかもしれません。どうしても恥ずかしいと思いがちだけど、泣くことは自分にとって、大切なことなのかな。

「たぶん、青春」『振』 (2011.7.12)

「たぶん、青春」『振』

大人になって振り返った時に感じるものが、青春だと耳にしたことがありますが、今感じる現在進行形の青春もあるような気がしています。体育祭の時に、びっくりするくらい熱くなっている自分に気づいたり。友達と廊下を走って、先生に怒られたり。一緒に歩く帰り道を、照らす夕焼けがまぶしかったり、切なかったり。確かではないから、これが「たぶん、青春。」と思う自分。そんな青春の日々の中で、輝く瞬間もあれば、ふと寂しさを感じるような瞬間もある。なんてことのない平凡な日もある。でもどんな瞬間も自分の中に残して、大人になっても忘れたくない。それでも、気づかぬうちに忘れていってしまうのかもしれない。いつか私も大人になって、あの時が「たぶん、青春。」だったと振り返る時が来るのかな。

「こどなの階段」『揺』 (2011.7.11)

「こどなの階段」『揺』

大人になる瞬間なんて分からずに、いつの間にか大人になっているのかもしれない。でも、こどなの階段を昇っている感覚は確かにあります。日々変わってゆく自分に対する戸惑いもあれば、うれしいと思う気持ちもある。大人と子供の狭間。揺れている気持ち。今しか感じることのできない感情。私も日々こどなの階段を昇っています。

「ミライクロニクル」『次』 (2011.7.10)

「ミライクロニクル」『次』

自分の歌詞カードに書いた「NEXT!」の文字。次のステージに行きたいという気持ちの強さを感じました。今いる場所から未来に近づこうと手を伸ばすけど、未来はいつも私を残して去って行く。その場でじっとしているのではなく、自分から未来に向かってがむしゃらに走っていけば、もしかしたら、未来の方から手を差し伸ばしてくれるのかもしれない。この曲から、もがいている今が未来に繋がることを教えてもらい、未来へ向かう勇気をもらいました。一瞬にして、現在が過去になり、未来が現在になり、そして過去にもなる。そう考えると、「現在」とはほんの一瞬。もしかしたら、まだ見えない未来も実は自分のそばにあるのかもしれない。早く未来の自分に会いたいな。

「水色ジェネレーション」『水』 (2011.7.9)

「水色ジェネレーション」『水』

恋はピンク色というイメージを持っていた私にとって、すごく新鮮な言葉。水色は白と青が混ざってできている色ですが、この色はふたつの気持ちを表しています。好きな人に対するまっすぐでピュアなポジティブな自分の気持ちの白。気持ちが離れていかないか不安に思ったり、他の子に嫉妬したりするネガティブな自分の気持ちの青。そのふたつの感情が自分の中で同じくらいあって、ちょうどいいバランスを保っている時が、水色の恋の期間なのだと思います。恋は泡のように、一瞬にして消えてゆくものかもしれない。儚くて、危うい存在。だからこそ、その一瞬が輝いてみえる。水色の恋、爽やかな夏の風が吹きぬけるようです。