「不定期で書。」 このコーナーは、書道毛筆10段の南波志帆が気の向くままに漢字一文字で気持ちを表すコーナーです。

「対」 (2012.8.9)

対

浴衣で夏祭り。線香花火。すいか割り。。。夏らしくアクティブなこと、したい。でも、クーラーのきいたお部屋で、本を読んだり、のんびりと過ごす夏のほうが意外と好きだったりする。今しか出来ない楽しみを、あえてしないということに、贅沢さを感じるから。人混みが苦手だし、暑いのが苦手だし、蚊にも刺されちゃうし、日焼けしちゃうし、、夏は大好きだけど、大嫌い。これから先も、たぶんずっとそう。それは自分を俯瞰で見たときの感情とも、すこし似てる気がする。好きなところもあれば、きらいなところもあるし、ふたつの気持ちは常に表裏一体。そうゆうものだから、飽きることなく、魅力的におもえるのだろうな。きっと。ポジティブとネガティブ、光と影、白と黒、表裏一体のものに、わたしはどうしても惹かれてしまう。これから先も、たぶんずっとそう。