「不定期で書。」 このコーナーは、書道毛筆10段の南波志帆が気の向くままに漢字一文字で気持ちを表すコーナーです。

「まつひと」『待』 (2012.11.29)

待

伝えたい想いは一つ。『あなたの一番大切な人を思い浮かべながら聴いて下さい。』

「アンゼルム」『森』 (2012.11.26)

森

ピアノが刻む、静かなはじまり。重層的なストリングスとドラムローム。トイ楽器が奏でる、おとぎ話のような世界観。だんだんと広がってゆく、音の世界。。まるでミュージカルを観ているような感覚です。登場人物である「アンゼルム」や「イーリス」になったつもりで、歌ってみました曲の展開が面白く、ファンタジーな森の中を冒険しているような、不思議な5分19秒をぜひ味わってください。

「ありゃりゃ?」『崩』 (2012.11.22)

崩

今までずっと、マイペースに生きてきた。それが正解だと思っていた。でも何だろうこの感じ?当り前の毎日に何か違和感を感じる、、気付けば置いてけぼり。周りを見渡すことで気付いたこと。他者を知り、比較し、そして自分を知っていくうちに、いかに自分が井の中の蛙だったかを知る。そして、このままじゃだめだと、自分の狭い世界から広い世界へ飛び出す決意をする。マイペースが崩壊される事を悲観的に捉えず、ユーモアある言葉によって、前向きな明るい歌で表現してみた曲です。

「さよならプリンセス」『姫』 (2012.11.19)

姫

ウッドベースとエレキベースの重奏が心地よい、少女から女性へと変化していく過程を描いた曲。女の子の本音が、隠すことなく綴られた言葉たち。いじわるな姿も、わがままな姿も、素直になれない強がった偽りの姿だった。ただ、優しさに甘えていただけ。そう、女の子はみんな、心の中はプリンセス。いつまでも夢見ているばかりではいられない、現実を受け止めながら自分の足で歩いていかなくてはならない、、恋に終わりを告げて、前に進んでいく。そうやって少女は、自立した大人の女性になってゆくのだろうな。

「カノープス」『星』 (2012.11.15)

星

夢をもって上京したこと、あの頃見上げたどこまでも続いていきそうな空、なにもかもが新鮮だった日々、、いろんなことを思い出しました。まるで、インディーズデビューをした15歳の頃の自分に、そっと話しかけられているような、不思議な気分になります。見えない星に願いをかけていた、あの頃。不安や葛藤の中で、遠くにあると思っていた「答え」。いまはもう、自分のなかにある。夢を見ることの儚さ、信じることの強さ、貫き通すことの大切さ、輝いていたのは、揺るぎない自分の信念だった。願うことは簡単だけど、信じることは難しい。でも、あの頃に信じた想いがすべてだから、これから先もきっと大丈夫。わたしの側には、この曲が常にあるから。

「胸騒ぎの惑星」『惑』 (2012.11.12)

惑

甘く、ロマンチックな曲。聴くと、宇宙のなかをぷかぷか散歩しているような不思議な感覚になります。キラキラとしていて胸がときめくコードを鳴らすシンセ音。日常の些細なことを独特の言葉で表現した乙女ちっくな歌詞。この2つの要素が織り成す幻想的な世界。大人になりたい、なりたくない。もっと知りたい、知りたくない。この曲の主人公のような、すこし夢見がちな女の子に憧れます。そんな裏腹な乙女心に共感しました。誰が聴いても恋がしたくなるような、そんな胸がきゅんとする甘酸っぱい気持ちが詰まっています。

「ばらばらバトル」『轟』 (2012.11.7)

轟

衝動的なギターサウンドが中毒性を生む、魅力的な曲。はちゃめちゃ感が、かっこいいです。スピーカーの右と左で、激しい2本のギターバトルが繰り広げられるサウンド。対照的に、可愛さを意識して歌ったボーカル。良い違和感が気に入っています。人は皆、自分のなかにある本性を隠しながら生きている。だけど、人の前で取り繕っている自分も、本性も、どちらも自分自身で。どちらが本当の自分なのか、自分でもたまに分からなくなってしまう。本性と外面的な自分とがばらばらでも、日々、葛藤しながら生きているのが人間。だから、この歌詞は人間の本質を表現していると思います。はじめて楽器?の演奏にも挑戦しましたので、聴き逃さないように耳を澄まして聴いてくださいね。気付いてくれるかな?